【勉強】社会人が勉強するメリットと重要性について
こんにちは。
リテラシールのOGANです。
「学生時代には勉強をしていたが、社会人になってから勉強する気が起きない。」、「勉強は学生までにして、余暇の時間は趣味に充てたい。」という方も多いのではないでしょうか。
確かに高校・大学を卒業すると勉強をする環境自体がなくなり、自発的に勉強をするきっかけを失いがちです。
しかし、実は社会人は学生とは違い、自身が学びたいことだけをフォーカスして学べたり、テストで高得点を取るなどの”記憶力”より”応用力”の方が大事になり、本質的な自己投資の機会になります。
今回は
1. 社会人の勉強するメリット
2. 社会人が勉強しなければならない理由
3. 世界から見た日本の社会人の勉強時間
4. 勉強をする上での目標設定の重要さ
5. まとめ
について紹介致します。
社会人は学生のように決められた期間の課題・テストがない分、より長く学んだ人が仕事で成功を収める傾向にあります。
本業・副業ともに社会人の勉強に興味がある人はぜひ最後まで読んでみてください。
1. 社会人の勉強するメリット
社会人が勉強する最大のメリットは、”範囲に縛られず好きな分野を学ぶことができる。”が挙げられるでしょう。
学生時代は、中学までは義務教育の範囲内で、高校・大学では選択肢を絞られた中で興味がある分野を選考する形で勉強をします。言うなれば人に指定された範囲内で、受動的に勉強をする環境といっていいでしょう。
筆者は理系の大学院を卒業しましたが、大学院の時の研究においても自分が0から研究を始めるというよりは、教授からもらったテーマから興味がある研究を選択するため、受動的な勉強といっていいでしょう。
しかし社会人の経験年数を重ねるごとにつれ、自分の興味・勉強してきたことがビジネスのニーズとして、どれだけ社会に必要にされているかの距離感がつかめてきます。
つまり学生時代とは違って、ビジネス上で必要なものを自身で選択し、能動的に学ぶことができるのが良い点といえるでしょう。
たしかに社会人は時間が限られているものの、学生時代のように苦手な分野を受け身で勉強しなければならないといった環境ではないため、必要と感じる分野を集中して学ぶことができるのはメリットだと考えます。
2. 社会人が勉強しなければならない理由
ここまで勉強をすることのメリットについて紹介しましたが、これは勉強をしないことによって起こるデメリットが大きいとも言えます。
ここからは、社会人が勉強をしなければならない理由を説明します。
ここで質問です。
20代、30代になり働きなれてきた際に、「このビジネスを続けていて持続可能なのか?」「仕事への不満は人間関係だけでなくビジネスに問題があるのではないか?」という疑問・不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?
これは働きながら自分が資本主義社会で生きていることを理解し始めるためだと筆者は考えます。
資本主義とは、市場のニーズに従い需給が変化するため、超過的に需要がある業界に人・モノ・サービスは流れていきます。また逆も然りで、供給側として余っている状況にあると競争が激化し、人・モノ・サービスが無くなっていきます。
働き始めて、自分が仕事に関わっている人やモノ・サービスを目の当たりにして、どこに需要と供給が存在し、どの地点に立っているのかをなんとなく感じているがために、「このビジネスを続けていて持続可能なのか?」という疑問を感じるのではないでしょうか?
年収の差も、市場の需給と対象の仕事の希少性・難易度で評価されていきます。
さてそのような中で、社会人として必要な勉強においては、”市場の需給の中で必要とされる能力・知識を付けられるかどうか”が重要になります。
つまり、世の中で必要とされている能力を見分けるリテラシーが、勉強する上で重要となります。
逆に言うと、世の中で必要とされている能力を見分けるリテラシーがなければ、自分が気付いた際に求められる場所がない・今まで稼げていたお金を稼げなくなる環境に陥る可能性があります。
ですのでこの、世の中で必要とされている能力を見分けるリテラシーをもって目標を設定し、学び続けることが重要になります。
3. 世界から見た日本の社会人の勉強時間
結論から言うと日本は世界第3位のGDPがありながら圧倒的にOECDの中で勉強時間の少ない国としてランクインしてしまいました。
驚きですよね。
日本人は”勤勉”というイメージを海外に持たれていると考えがちですが、実際は違うようです。
また下記のような目標に対する調査も興味深いです。
引用:https://newspicks.com/news/2647674/body/
つまり、現代を生きる日本人の社会人は具体的な目標がなく、それゆえなのか勉強もしない、というのが現状です。
このデータには理由があり、30年脱却できていないデフレ経済と、高度経済成長期から続いてきた「働けば働くほど資本が増える」というビジネススタイルの妄信の下で、働いているのに会社の業績が上向かない現状を映しているのではないでしょうか?
この結果から学ぶことのできることは、”明確な目標設定の重要さ”だと言えます。
4. 勉強をする上での目標設定の重要さ
勉強した方が良いとは言えど、今までの勉強で興味があるからという理由で闇雲に勉強をしても、「勉強すること」が目的化してしまい、最終的な目標と乖離してしまうことがあります。
よって社会人が勉強をする上で重要なことは、目標設定を曖昧にしないことです。
目標設定において、
- 目標を達成した時の具体的なメリット
- 達成した後、終了を迎えるのではなくその後も応用する機会があること
が重要だと考えます。
例えばあなたがある飲み屋で流ちょうに外国人と話している友人を見て、「英語ができるようになりたい。」と考えたとします。
しかしこの時の正しい目標設定は「英語ができるようになる」ことではなく、「外国人とコミュニケーションを取れるようになりたい」です。
その目標には極論では、必ずしも英語でなくてもコミュニケーションをとることはできる訳です。
また仮に「英語を使ってコミュニケーションを取れること」を目標としても、外国人の日常会話もレベルが様々で、第二外国語を英語としている外国人と、母国語を英語としている人で違います。
また「外国人とコミュニケーションを取る」ことが目標になるため、この力が応用される場合は、メリットもありますがビジネスで日常的に会話をする環境でないと、すぐに衰えてしまいます。
よって、目標を達成した時の具体的なメリットを調べ、達成した後、終了を迎えるのではなくその後も応用する機会があるかどうかを同定することが重要です。
5. まとめ
いかがだったでしょうか?
社会人になってからも勉強する重要性と勉強する上での明確な目標設定の重要性について解説しました。
また目標設定において、”何が社会から求められているか”を見抜くリテラシーの重要性”についても書かせて頂きました。
これらのリテラシーに関して、有益な情報を今後も書いていきます。
今後も記事を読んでいただければ幸いです。
ご覧頂きありがとうございました。