【株式投資】初心者が読むべき本5選
こんにちは。
リテラシールのOGANです。
前回は株式投資の魅力とリスクについてお話をしました。
もし初心者で株を始めてみようという方はぜひこちらの記事も読んでみてください。
さて、最初の導入中の導入のお話をしたところで、今度は初めて投資をする人にお勧めする本を紹介いたします。
ただお勧めという点で考えると、いろいろなサイトやブログにおいても、株に関する本が多数紹介されております。
リテラシールでは、どのような順序で読んだら体系的にわかりやすいかを考えて読む順番と、どのように知識を深めていくかを踏まえて紹介します。
途中で、【リテラシーポイント】という項を挟んで、本を読む際の注意点を書いています。こちらも是非読んでみてください。
それでは行きましょう!
1. まずお金の概念について学ぼう:日本一カンタンな「投資」とお金の本
2. 株を買うにはどうすればよいかを網羅的に学べる:めちゃくちゃ売れている株の雑誌ZAiが作った「株」入門
作った「株」入門
3. ファイナンスの基礎のきを学ぼう:「専門家」以外の人のための決算書&大ナンスの教科書
4. 3と合わせて読もう:ファンダメンタル投資の教科書
5. 投資の神様の投資法でまずバリュー投資法を学ぶ:億万長者をめざすバフェットの銘柄選定術
6. まとめと本を読む際の重要なリテラシーについて
1. まずお金の概念について学ぼう:日本一カンタンな「投資」とお金の本
まず投資を始める前に、”お金”とは何かを学ばなければなりません。
資本主義はどのように成り立っており、どうゆう歴史がお金持ち(資本家)を生み出してきたのかをストーリー仕立てで学ぶことができます。
これから投資・資産運用を始める方は、”お金”の価値と資本とは何かを学ぶことをお勧めします。
たとえば日本における通貨は”円”ですがこの裏には日本の経済力・信用力が紐づけられており、この”円”をわかりやすく簡単に価値を評価・表現する形で為替のドル・ユーロとの比較が行われています。
あなたの持っている”円”を何に買い換えて、あなたの資本を大きくするのか、という点で読んでみてください。
2. 株を買うにはどうすればよいかを網羅的に学べる:めちゃくちゃ売れている株の雑誌ZAi
筆者が一番初めに大学の時に読んだ株の本になります。
実際に株を買う際にどのように買えばよいか、証券会社の紹介から、板の読み方等々、株を買うまでの流れや基本的な知識を広い範囲で学ぶことができます。
1に読んだ資本主義の歴史やお金の価値、投資のメリットを学んだ上で、「それでは株を買ってみよう」となったときに、買い方から株を買う際の注意点や知識を網羅的に学ぶことができます。
いわゆる”株の取り扱い説明書”と言っても過言ではないでしょう。
さて、1でお金とは何かに関する本を、2にて株の買い方・取り扱いに関する本について紹介しましたが、筆者からすると買うのはまだ早いです。
【リテラシーポイント】
これは最後にも述べますが、株式投資における利益を再現性をもって行うには、いくつものプロセスがあります。
1から10までのプロセスがあるとしたら、実際に”株を買う”こと自体は、8~9になります。
つまりそこまで絞り込むまでが非常に重要な過程であり、最後の決定に”株を買う”と”株を売る”があります。
ですので、筆者は焦らずにまず体系的な知識をそこそこ学んだうえで株を購入することをお勧めします。
なぜなら、仮説をしっかり立てておかなければ、損失を出しても利益を得ても、次の投資への勉強にならないためです。
そこで3.のファイナンスの基礎について読みやすい本で勉強してみることをお勧めします。
3. ファイナンスの基礎のきを学ぼう:「専門家」以外の人のための決算書&ファイナンスの教科書
こちらの本は、本当に素晴らしくわかりやすく、”決算書”の賃借対照表や損益計算書、キャッシュフロー計算書の基本的な読み方から、企業の価値の算定までまとめられています。
最初の全く決算書を読んだことない人でも、それぞれわかりやすく書かれています。
西山 茂さんのファイナンスに関する本は、他のファイナンスの本もわかりやすく、勉強になるため、今後ファイナンスの知識を深めていくうえでお勧めです。
4. 3と合わせて読もう:ファンダメンタル投資の教科書
3で紹介した”「専門家」以外の人のための決算書&ファイナンスの教科書”はファイナンスに関する知識であるため、企業ごとのミクロな分析になります。
一方でファイナンスにおいて、株価との相対関係を測る指標についても学ぶ必要があります。
ファンダメンタル投資の教科書は企業の現在の価値(時価総額)が安いか高いかを図る一般的な指標について、わかりやすく記載されています。
四季報から割安な株式を見つけ出す方法もこの本では書かれているため、初心者には最初の銘柄選定の際にはバイブルになるでしょう。
時価総額が安いか高いかは、3の企業価値の算出方法においても触れられています。
この3.と4.の本を読み込むことで、”割安な会社の見つけ方”についての理解を進められると思います。
5. 投資の神様の投資法でまずバリュー投資法を学ぶ:億万長者をめざすバフェットの銘柄選定術
最後になりますが、投資の世界では知らない人はいない世界一の投資家、ウォーレンバフェットの銘柄選定術に関する本を紹介・お勧めします。
この本は、投資を始めた人はまず手に取るのではないかというポピュラーな本ですが、企業の評価方法については初心者以外も学ぶ点が多いと考えます。
「つまるところ、1株当たりの利益が着実に伸びれば、株価は上昇し利益を得られる。」という原則について、どのような条件で絞り込み、どのように解釈するか、についてザックリ書かれています。
最後の企業価値の評価のワークシートの内容は、プロが銘柄選定する際も使用する評価手法が含まれていると考えます。
最近、ウォーレン・バフェットは日本の総合商社の株を買ったことでも話題になりました。
バフェットは将来から見て割安な株に集中して投資する、いわゆるバリュー投資という手法で、巨万の富を得てきました。(最近は割安株だけでなく成長株として認識されるアップルやアマゾンにも投資をしていますが、バフェットが見通す未来から見たら割安だと判断したのでしょう。)
5を読めばさらに企業の競争力とは何かを理解することができると考えます。
6. まとめと本を読む際の重要なリテラシーについて
いかがだったでしょうか?
筆者は、株関連の本だけで今まで80冊以上読んでいますが、「読まなくてよいな」という本もたくさんありました。
平積みされている本も確かに良い本が多いですが、投資をやるからにはコストパフォーマンスを意識しなければなりません。
この5本は買っても損しないコスパの良い商品になるため、もし株式投資を始める予定がある方はお勧めです。
さて、最後にもう一度、資産運用で重要なリテラシーについて振り返ります。
途中でも述べた通り、株式投資または金融商品を買う上で、実際の売買を行うのは、投資のプロセスの1から10のうちの8または9になります。
買う前までに調べてリスクを軽減し、アイデアを戦略的かどうかを練り直して、最後に”買う”という意思決定にたどり着きます。
この実際の”買う”までのプロセスをさぼればさぼるほど、利益を上げられる可能性が低くなり、次の投資への再現性が低くなります。
筆者も始めたばかりは「まず株を買って勉強しなさい。」という風潮に流されて買い、その当時は利益を上げられたものの、再現性のある投資ではなかったため、2年後に手痛い損失を出してしまいました。
資産運用は長い目で見て、勉強しながら精度を上げていけばよいと考えるため、まず株を買う前に今回紹介した本を買ってみてはいかがでしょうか?